嫌だ。

嫌な気持ちを抱えていることを自分は自覚している。
映画が引き金となった。「アメリカン・スナイパー」を見たからだ。
この映画の精神描写がとてもリアルだった。
自分でも原因がわからずにイライラして、気が変になっているのに、心の何処かに妙に冷静な部分がある。

自殺を企てたことを思い出した。胸が苦しくなる。生命の危機は個体の消失への恐怖である。
いまは、俺は安全で安穏な生活をしている。
なのに苦しい。

これは好転反応だと思うことにする。
俺が自殺しそうになったときに、支えてくれた子達の顔が浮かぶ。
生命に俺は感謝している。
生きている事に俺は感謝している。
神や仏が存在するのなら、それは自分の心の中にいると信ずる。

生きなければいけないというのも強迫観念の一種ではないか。
しかし、俺はまだ死ねない。