怒る人達

世間や常識というのは料簡の狭いものだ。
実生活でも、ネットでもそれは良く感じる。
そもそも、度量のある人なんてどれくらいいるのかわからないけれど、人と接する仕事に着いていたら、度量の狭い人は思った以上にいるものだ。

コンビニで大した事でも無いのにクレームをつける人とか、小言を言うことが仕事であると勘違いをしている先輩・上司とか、怒っている時間が労力と時間の浪費だと自分は思うが、その人達のスタンスを否定したところで、こういう人達が存在することは事実だし、上手に付き合っていかなければならないのである。

自分はあまり、店員に怒ったりするような人達の感情はわからない。
何故なのか、怒っても無駄ではないか。唯、感情の発散がしたいというのは何と無くわかるのだが、それなら、もっと良いやり方があるではないか。
周囲の人に不快な感情を撒き散らすのにどんなメリットがあるのか。
人間も文明も完全ということはない。お互いにお互いの至らないところは許しあう方が、よっぽど住み良くなるはずだ。
純粋に疑問ではあるが、そうなるのにも理由は必ずあるはずである。

他人を攻撃せずにはいられない人は、そうしないと自分を守れないからではないかと思う。
自分を攻撃しないではいられない人もいるが、自責的な人は周りにとっては良い人でも、自殺に走ったり、良くても精神的な病に掛かったり、環境が悪ければ生き残っていけない。
他人を攻撃する人はそうすることが一種の生存戦略として、働いているんじゃないだろうかと、自分は思う。